それでも、今日は無駄じゃない!

今日しか書けないことってあるんじゃないかなと思う。

戦略がすべて

瀧本哲史さん、相変わらず辛口で書いています。

瀧本さんといえば最初の著書で、

コモディティ化

をテーマに書いていました。

 

そして、”コモディティ化”は人材でも進んでいます。

面白かった話はこれ。

 

人を売るビジネスの代表格としてタレントビジネスがありますが、

大きく2つの問題があります。

1つはどの人材が売れるかわからないこと、

もう1つはこなせる仕事量に限界があること(人間なのでね)。

そこで、これを解決したのがAKB48

 

どの人材が売れるかわからない?

でも、人数が多いから、コケるリスクが少ない!

だって、ファンでもこの娘は嫌いだけど、この娘は好き!って

あります。誰かは当たるだろうってこと。

 

こなせる仕事に限界あり?

ある個人にくるオファー、AKB全体にくるオファーもありますが、

AKBでありさえすればいい!

つまり、あるトップメンバーが仕事詰まってたら、

セカンドメンバーの娘に出て貰えばいい!

 

こういう一人一人を束ねるプラットフォームを作ることが、

あらゆるリスクを軽減しているんだってことです。

 

これは会社も同じ。

特に大企業はそのきらいが強いかと。

どの人材があたるかわからないから有望そうな人をいれておく。

当たる人もいれば当たらない人もいる。

ある人が抱えきれなければ、他の人にやってもらう。

 

AKBや社員からしたら、

それを仕掛けているのは秋元プロデューサーであり、

社長であり。

彼らはそういうシステムを持てるってこと!

 

でも、プロデューサーにしろ社長にしろ、

最初に当たるか当たらないかも保証がない人を集めて、

資本も出し、育て上げるので、

それに見合ったものを後でもらっているってことか。 

戦略がすべて (新潮新書)

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