日本人失格
ロンブーの田村淳さんの本です。
今まで根拠もないけど、
そんなに好きじゃなかった、のですが、
この本でイメージが変わった!
人と同じように動いていると、ある意味らくだから、自分でものを考えなくなる。今、日本を覆う一番の大問題は、「思考停止」と「依存体質」にあると思う。
これは海外に行くとより実感する。
とりあえずみんなと一緒なら安心だよね、心理。
特に日本人は強い。
その内、あわせるのも辛くなってくるんだよね。
でも、なかなかそこで「一抜けたっ!」とはできない。
そして自分を抑えて、感情が麻痺していく。
これを打開していくためには、
自分の頭で考えて、
自分なりの基準や価値を探していかないといけない。
全然ラクじゃない。
でも、これをやらずにほったらかしていると、
きっといつか後悔する。
あのときやっておけば、
ここまで持ち越さなかったのにって。
日本人は「個」を持つのが苦手なのかな。
個がはっきりしていると、
集団で浮くし、周りから付き合いづらいと思われるから。
たしかに最初はそう見られるかもしれない。
そこで心が折れるかもしれないけど、
それをやり続ければ周りはそれに慣れると思う。
そして、もはや何も言わなくなると思う。
あなたはそういう人なのねって。
一瞬きついけど、
そのあとは生きやすくなると思う。
受験勉強みたいなもんかな。
今1年はきついけど、ここがんばれば、
残りの人生を有利に運べるチケットが手に入るよって。
もちろん、一瞬がんばっただけじゃだめ。
チケット手に入れただけじゃ、旨みは持続しない。
何度かある分岐点やちょっと躓いたときには、
自分に向き合って自分のルールを見直す必要はある。
こういう時間をきちんと持つ人と、
とりあえず周りにあわせて安心する人では、
積み重なると大きな違いになると思うな。
日本というシステムは変えられないけど、自分を変えることはできる。同調圧力が強まってきている今の日本だからこそ、僕はみんなそれぞれの「個」を磨いて、バラバラに動いていったほうがいいと思う。
みんなと同じで安心している私は黄色信号だ。
はみでることを恐れず、「個」を磨こう。