道
映画「是是日好日」を見て、
「道」がつくものをしたいと思った。
一方で、茶道など、道がつくものは、
私は苦手なタイプだという気もする。
例えば、人が行うのを待つ時間や、
なんでこの動きがあるんだろう、
無駄な動きじゃないか、
といった考えが浮かんでしまう。
その瞬間を味わうのが苦手。
自分は感性に欠けているとも思う。
なんでなんだろう、と思っていたら、
こんな文章を見つけた。
(以下引用)
日本の「道」という発想から学ぶのは、技術ではなく、技術を通して、その裏にある「精神」、自然から学べる静かな心や精神状態、人間との関係をスムースに深くしていく心なのです。
ですから、そこには発展や進歩という概念はありません。
西洋の芸術が、つねに新しいものを求めて発展進歩をよしとするのと、ここで根本的に異なっているのです。
(引用終わり)
あぁ、なるほどな。
私は完璧に成長、進歩を求めている。
ずっとそうやって自分に課して生きてきた。
だから、この道の概念はしっくりこないんだ。
苦手だと感じるんだ。
他方で、
感性を磨きたいし、
苦手だけど必要なことなんじゃないかと思っている。