それでも、今日は無駄じゃない!

今日しか書けないことってあるんじゃないかなと思う。

可変思考 パート2

本当に良いことがたくさん書かれています。

広中先生、偉大です!

 

失敗や挫折をプラスに変えるのは、人間の幅である

 

広中先生も、

ある幾何学のテーマを研究していたとき、

大きなショックにあった。

 

他の方法で始めた最初の段階がうまくいき、

MITの教授に褒められたことが偏見となって定着し、

そこから容易に離れることができなくなったことがあった。

  

私の場合で考えてみた。

 

たとえば、

子供の時は比較的想像力が逞しかったほう。

 

でも、

学校の先生はこう言ったら褒めるんだな、

親はテストで点を取ると嬉しいんだな、

ということに気づき、定着し、

自分の考えを深めたり展開するより、

早く正解に辿り着くことを好むようになった。

そして、正解から離れられなくなった。

 

たとえば、

正解がある受験勉強に没頭して合格し、

自分も目標を達成できて嬉しいし、

周りも褒めるし、

羨望の眼差しを受けるようになる。

 

これを失いたくなくて、

学歴とか肩書きというバリューから

離れることができなくなった。

 

 

自分の行動を決して後悔するな

 

後悔しても起こってしまったことは変わらない。

その代わり、

これを契機にもっと感受性を鋭敏にして、

未来を見つめる。

 

失敗が痛ければ痛いほど、

二度とそれを繰り返すことがないよう

注意する。

 

私の場合で考えてみよう。

 

まず、私は起業に失敗した。

それまで持っていた自信も砕かれ、

お金の損失も痛かった。

ただただ涙がつーっと流れ出る日々だった。

 

もちろん二度と繰り返したくない。

 

だから、人には慎重になった。

これがプラスかマイナスかは正直どっちも。

人を見る目を養ったともいえるし、

簡単には人を信じないし心を許さなくなったともいえる。

 

 

次に、職も失敗だらけ。

私は世の中に必要とされない存在なのかと

自分への自信をなくした。

 

二度と繰り返さないためにできることは、

前回書いたwantsと、

徹底して向き合うことなのかなと思う。

私は今までneedsで職を選んできた。

それは、

過去の成功が偏見になっていたからともいえる。

 

そこから脱却して、

自分のwantsを掘り下げることが、

同じ過ちを繰り返さない方法だろう。

 

そうすれば、

感受性があって後悔しない人間になれる。

 

 

勇気ある決断のないところに運は向かない

 

自信は、次の積み重ねから自然に生まれる。

 

1つは、

失敗を経験し、その結果、

失敗してもまた立ち直れるのだということを知ること。

 

もう1つは、

自分もやればできるのだという可能性を発見すること。

 

私は、後者の成功体験はある。

でも、前者をまだ経験していないのかもしれない。

 

大きな失敗をした経験から何年も経つのに、

実は立ち直っていないのではないか。

だから、どこか自信が持てないのではないか。

 

一見飄々としているけれど、

それは立ち直ったというより、

心を麻痺させた感覚に近いと思う。

 

可変思考 (光文社文庫)

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